ストーリー

　世界を二分する激しい戦争の終結から、10年余り経った戦後世界「ファルガイア」。
　数十年に渡って繰り広げられた激しい戦いは、惑星環境を著しく傷つけ、疲弊させていました。
　戦争の爪痕は今も各地に残されており、人心すらも傷つけていきます。

　また、国家や政府など、戦後世界を率引すべき政治機関もすでになく、
　かつての大戦で使用された生物兵器の生き残りや、
　環境の激変によって誕生した魔獣が跳染する、危機に満ちた世界でもありました。

　対して人々は、町や村などの集落単位で結束し、小規模の自治体を形成、
　しがみつくようにして今日を過ごしています。


　これは、とある村の少年の物語。
　13才になるジュードは、かつての大戦の存在も知らず、母親と共に平和に暮らしていました。
　あの日、謎の軍用機が村の近くに着陸するまでは。

　軍用機に忍び込んだジュードは、生まれて初めて同い年くらいの少女と出会います。
　少女の名はユウリィ。
　ユウリィはなぜか大人たちから狙われ、捕らえられていたのです。

　ジュードに芽生えた、誰かを守りたいという気持ち。
　彼女と出合ったことで、ジュードの運命は大きく変化していきます。

　たまたま居合わせた渡り鳥の少年、アルノー。
　逃避行の末に出会った女性剣士、ラクウェル。
　仲間たちと共に、ジュードは、
　これまで知らなかった世界の秘密と、自分の秘密を知ることになります。